Wind of Change [占星術]

通っている占星術の学校で、今トランジットについて習っています。

これは、ネイタルチャートに対して、現在運行している天体が通過する時の表現です。
トランジットがわかれば、いつどのような天体が、自分のネイタルチャートの天体や感受点、ハウスに、どんなアスペクトでヒットするかがわかるわけですから、たとえば未来について、「今年の11月から来年の7月まで、トランジットの火星がネイタルの月に何回かオポジションでヒットするから、その時期はイライラしないように気をつけなきゃ。体調管理もしっかりしなきゃ」というように、あらかじめ、起こるであろう出来事や心理的変化に対して、準備や心構えができるわけです。

また、未来についてだけでなく、過去の天体の動きが、自分のネイタルチャートのどの天体や感受点、ハウスに、どんなアスペクトでヒットしていたかを検証することで、過去の印象的な出来事が、どのような天体の影響の元で起こったのかを考えることもできます。

ということで22年前の今日。1989年11月9日。ベルリンの壁崩壊。
強固な共産主義体制を怒涛の勢いで突き崩し始めていた、東ヨーロッパ民主化の波が、ついにベルリンを東西に隔てていた壁を崩壊させたことで、ドイツ長年の悲願であった「東西ドイツ再統一」に向けた動きが、一気に加速することになります。

この日、小さくは家族・大きくは国家を表す蟹座の木星が、逆行中ながら10度の位置に輝き、私のN水星にピッタリとコンジャンクションで重なっていました。
当時私はベルリン在住でしたので、この「ベルリンの壁崩壊」を現地で体験しているのですが、あの壁が壊されるなんて、20世紀中どころか、生きている間でさえ不可能だろうと思っていました。
この日のこの出来事は、ついに翌1990年10月3日に成し遂げられた「東西ドイツ再統一」と共に、生涯忘れられない「記憶」(N水星蟹座10度)として、私の中に深く刻み込まれることとなったのです。

ドイツのバンド「スコーピオンズ」の名曲、「Wind of Change」と共に。

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